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2020年のSEOについて考えてみる

2020年のSEOについて考えてみる

2020年を生き残る為のSEO戦略を真剣に考えてみる記事です。
これからのSEOを考える上で、2019年に起こった事を少し回想してみましょう。

2019年に起こった事

2019年はSEOにとって大きな変革が起きた年でした。

昔から小手先のSEO技術に頼らず、ユーザーファーストの考えを持ってサイト運営してきた人たちへのご褒美の様な年だったともいえます。

モバイルファーストインデックス

モバイルファーストインデックス

モバイルファーストインデックス

2019年で一番大きな出来事はGoogleが打ち出したモバイルファーストインデックス施策が記憶に新しい事だと思います。

モバイルファーストインデックスを簡単に説明しますと、

  • サイト表示が早いサイトがSEOに強くなる
  • PC版で見た時の結果じゃなく、モバイルで見た時の結果をSEOで評価する

という事でした。

これは、モバイルサイトの表示速度(読み込み)に3秒以上掛かってしまうと、53%もの人がサイトを閲覧するのを諦めて離脱してしまう為、打ち出した施策だと考えられます。

今では幼稚園児ですらモバイル端末を持っている時代なので、時代の流れですね。

コンテンツファースト

コンテンツファースト

コンテンツファースト

2019年3月12日と6月3日にGoogleのアルゴリズムのコアアップデートが行われました。

このコアアップデートにより大きな検索順位の変動が起き、一部のサイトでは自然検索から流入してくるユーザー数が9割も減ったサイトもあった様です。

このアップデートに関しGoogleから、サイト運営者に向けたアドバイスが、8月1日に発表されました。

What webmasters should know about Google’s core updates(Googleのコアアップデートについてウェブマスターが知っておくべきこと)

この記事の中身をひっじょーーーーに簡単に説明しますと、

  • 専門性のあるコンテンツか
  • コンテンツ内容が興味を惹かれる内容になっているか
  • コピペだけのコンテンツになっていないか
  • SNSで拡散されるだけの価値があるコンテンツか
  • モバイルでもデザインが崩れていないか

との事です。

この施策は、キュレーションメディアが流行ってコピペだらけのサイトばかりになってしまった為、行われた施策だと考えられます。

2019年に起こった事のまとめ

大きく分けて2つ、Googleのアルゴリズムが変わった年でした。

2つに共通して言えることは、『ユーザーファーストのサイトを作っているサイトの評価を上げる』アップデートです。

まず間違いなく、今年もこの流れが続くと思いますので、ユーザーファーストのサイトを作る様に意識しましょう。

SEOを上げる為にできる事

SEOを上げる為にできる事

SEOを上げる為にできる事

Googleの大まかな考え方が分かった所で、SEOを上げる為にどんな事をすればいいかを考えましょう。

SEO施策としてやる事は大きく分けて、2つあります。

  • サイトの改善
  • サイトのファンを増やす

この2つを改善していけば、間違いなく結果は出ると思います。
ひとつづつチェックして、実践できているかをチェックしてみましょう。

サイトの改善

サイトの改善

サイトの改善

サイトの改善を細分化すると、UI/UX(使いやすさ、見やすさ等)・サイト表示速度・コンテンツ内容の3つに分けられます。

この内のUI/UXについては、一概には言えないので割愛させていただきます。ちゃんとレスポンシブ対応やAMP対応をしていれば、あまり問題は無いと思われます。

サイト表示速度

モバイルファーストインデックスで紹介した時にも触れた様に、サイトの表示速度はSEOにとって重要な要因になりました。

して、サイトの表示速度はどうやって計るんじゃい?

と思われた方がいると思いますが、Googleが提供してくれているPageSpeed Insightsなるものがあります!

自分のサイトのURLを入れて『分析』をクリックすれば、得点を出してくれます。
どこが悪いのかも出してくれるので、そこを改善していけばOK!

PageSpeedInsightsの得点を90点以上に出来れば合格です。

コンテンツ内容

コンテンツファーストで前述した、

  • 専門性のあるコンテンツか
  • コンテンツ内容が興味を惹かれる内容になっているか
  • コピペだけのコンテンツになっていないか
  • SNSで拡散されるだけの価値があるコンテンツか
  • モバイルでもデザインが崩れていないか

この内容を守っていれば問題ありません。

ただ、コピペだけのコンテンツになっていないかの判断は簡単にできると思いますが、どうやって専門性のあるコンテンツSNSで拡散されるだけの価値があるコンテンツをチェックしているのかは明確には分かりません。

おそらくですが、専門性のあるコンテンツに関しては、<title>タグの中身を見ており、類するコンテンツ(記事)の量で判断しているように思えます。

複数のサイトを運営しているのですが、例えばこのサイトですと『ラグマス』というアプリに関しての攻略情報を複数記事にしていました。

その結果、最初の数記事は検索順位で上位に入れていなかったのですが、数十の記事を作成した所、ほぼ全ての記事が上位に表示される様になった為です。

ただ、記事を作成していく上で、記事を全てTwitterにも流しており、『いいね』を複数頂けていましたので、SNSで拡散されるだけの価値があるコンテンツの恩恵もあった事が考えられます。

Twitterの投稿も鍵垢でない限り、全てGoogleがクロールしているので、拡散されているかどうかの判断は簡単に取れる様になっていると思われます。

次に、コンテンツ内容が興味を惹かれる内容になっているかですが、これはコンテンツを見ている時間(滞在時間)検索順位に表示された時のクリック率(CTR)が関連していると思われます。

コンテンツを見ている時間(滞在時間)は魅力的な記事を3000~5000文字ぐらいで書いていれば必然的に滞在する事になりますので、コンテンツのを上げていけば、滞在時間は延びます。

検索順位に表示された時のクリック率(CTR)<title><meta name="description">が非常に重要な要素になっています。
どれだけ魅力的なタイトル・説明を書けるかでCTRはかなり変わります。

例として、

  • ダイエットの記事
  • 10日で2Kgの減量に成功したダイエットとは!?

という二つのタイトルが並んでいた時に、どちらをクリックしたくなりますか?
私だったら、下のタイトルをクリックしたくなります。

ただし、気を付けないといけない点が1つあります。

Does the headline and/or page title avoid being exaggerating or shocking in nature?(見出しやページタイトルは、誇張や衝撃を与えることを避けていますか?)

引用元:What webmasters should know about Google’s core updates(Googleのコアアップデートについてウェブマスターが知っておくべきこと)

クリック率を上げる為だけに<title><h>にあまりにも誇張したタイトルを入れてはいけません。との事です。

事実に即した内容のタイトルであれば問題はありませんが、CTRを上げる為だけに誇張しすぎたタイトルを入れてしまうと、最悪の場合検索順位に表示されなくなることもあり得ますので気を付けましょう。

サイトの改善まとめ

基本に忠実に、ユーザーファーストで考えたコンテンツ作りをしていれば、結果的にSEOが上がるという認識で間違いありません。

細かく言うと、記事の書き方や、見出し・タイトルの付け方、サムネイルの作り方等でもSEOは変わるのですが、この記事で全てを書こうと思うと非常に長くなってしまいますので、割愛させていただきます。

サイトのファンを増やす

サイトのファンを増やす

サイトのファンを増やす

サイトのファンを増やすと言っても、なにがSEOと関係があるの?と思われるでしょうが、自分のサイトに価値があると知ってもらう事により、SEOは劇的に上がると言っても過言ではありません。

リピーターが増える事によるSEO効果

自分のサイトに価値があると知ってもらえると、リピーター(再訪問者)が増えます。

リピーターは新規訪問者と比べると、複数のコンテンツを見てもらう率とコンテンツの滞在時間にかなりの差が出ます。

前述の『サイトの改善』でも申し上げたように、コンテンツの滞在時間により、『コンテンツ内容が興味を惹かれる内容になっているか』というSEO指標をクリアできることになります。

また、複数のコンテンツを見てもらえる為、複数のページに対してもSEO効果が望めます。

一方通行の被リンクの獲得

2020年になっても被リンクのSEO価値は高いです。

有用なコンテンツを提供できていると、リンクを張って紹介してくれる事が多く、一方通行なリンクなので被リンクとしては非常に価値が高いです。

勿論、Googleも言っている様に、SEO的に低評価を受けているサイト(量産されたサイト等)からの被リンクはSEOを下げてしまう為、被リンクの管理が必要になります。

ここで勘違いしてほしくない事は、自然発生した被リンクはほとんどの場合問題なく被リンクとしては価値が高いのですが、被リンク売ります!といったSEO業者から被リンクを買う事は絶対に辞めましょう。
最悪の場合Googleのインデックスから削除される事も考えられます。

ネームバリューによるクリック率の増加

検索結果の画面に複数の候補が並んだ時に、知っているサイト(コンテンツに価値があった場合のみ)の方がクリック率は上がります。

クリック率が高まると、価値のあるサイトだとGoogleは判断するので、SEOに有利になります。

では、どうすればサイトのファンを増やす事ができるのかを考えてみましょう。

サイトのファンを増やす為の施策

サイトのファンの増やす為の施策としてやれる事は色々あります。

  • 価値のあるコンテンツを作る事に注力する
  • 人(顔写真・文章の書き方)を出して、自分のファンになってもらう
  • サイトデザインで覚えてもらう
  • SNS連携を駆使して、フォロワーを増やす

基本的には、他の競合サイトのコンテンツ内容に負けないというのが前提になります。

また、サイトに顔写真を載せる事ができるのであれば、信頼度が上がる為やった方が良いでしょう。
面白い文章を書く事に自信がある方なら、自分の色を文章で出す事も有用です。

サイトデザインもリピーターに見たことあるサイトだと、認識してもらうには重要な要素の一つです。
ブログを運営している方だとサイトデザインを初期のテンプレートから選んで、そのままブログを書いてしまっている方がいたりしますが、止めた方が良いです。
オリジナルデザインのサイトを運営した方が、ユーザーの定着率が段違いに変わります。

そして、一番重要と言っても良いのが、『SNS連携を駆使して、フォロワーを増やす』です。

前述した通り、リピーターが来ることによるSEO効果に合わせて、検索エンジン以外からのユーザーも確保できるのが強く、拡散も自動的にしてもらえるので一石二鳥どころではなく、一石五鳥ぐらいの価値を生み出す事ができます。

SEOだけですとユーザーが興味のある(検索したキーワード)コンテンツしか引っかかりませんが、SNSにコンテンツを流す事により全てのコンテンツを目にしてもらえる機会が生まれます。

また、SEOはGoogleの匙加減的な部分があり結果が出にくいものですが、目に見えるフォロワー数の増加はモチベーションアップにも繋がりやすく、指標も立てやすいです。

サイトのファンを増やすまとめ

サイトのファンを増やす事は並々ならぬ努力が必要です。
しかし、一度ファンになってもらえれば、その価値は新規ユーザーと比べると非常に価値が高いものですので、ファンを増やす為の作業には時間を目いっぱい使いましょう。

昨今Twitter・Facebook・Instagram等色々なSNSがありますが、自分のサイトにあったSNSを活用することにより、SEO効果も期待できつつユーザー数の底上げもできるので、SNSの活用は2020年のSEO施策としてマストではないでしょうか。

集客経路の多様化

集客経路の多様化

集客経路の多様化

ここで、一つ考えてほしい事があります。

自分のサイトは本当にSEOを上げる事に注力するべきなのか

当たり前だろう!と思われるかもしれませんが、昨今ユーザーの集客経路というものは多様化してきています。

どんなサイトでも使えるSNSや、Youtube。私が良く使うQiitaといったサイトを集客経路として使っている会社は複数あります。勿論お金を払って広告を出稿するのも良いでしょう。

この様にSEO以外にも考えられる集客経路というものは色々あります。

SEOを頑張るもの良いですが、自分のサイトにとって価値のある集客経路は複数持っておくべきです。

先ほど紹介した、Googleのアップデートにより検索からの自然流入が9割減ってしまったサイトの前例がある様に、いつその集客経路が失われるか分かりません。

SEOだけに注力した結果、GoogleのコアアップデートによりSEOがガクっと落ちて廃業といった事にならないようにしましょう。

2020年のSEOまとめ

2020年になっても、Googleのユーザーファーストの考え方が変わる事は無いでしょう。

サイトを運営していく上でユーザーファーストのサイト作りを心がけていけば、Googleのアルゴリズム変更による影響は良い方向にしかいかないと思います。

逆に昔からある様なSEOの手法(被リンク購入等)は悪い影響を与えられる事が容易に考えられるので、そういう事からは脱却した方が良いでしょう。

ちょっと大雑把に紹介してしまった部分もあると思いますが、何かございましたら、是非コメントでお知らせ頂ければ幸いです。

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