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パーマリンクの設定を変えて、AMPを実装をしたらアクセス数が劇的ビフォーアフターした話【wordpress】

先日、WEBサイトの利便性・SEO対策の為にパーマリンクの設定を変更し、AMPを実装しました。
その後にアクセス数が尋常じゃなく減り、検索順位も尋常じゃなく下がったので、何が起こったのかの再発防止の備忘録。
301リダイレクトはちゃんと設定しよう
パーマリンクの設定が以前は/%category%/%post_id%
となっていました。

以前までのパーマリンク
正直このパーマリンクにした理由としては、いちいち記事1つ1つに対してパーマリンクを書き換えるのがめんどくさかったので、上記の様に勝手にIDを振ってくれた方が楽だったからです。
しかし、Googleさんによるともっと分かりやすくした方がいいよ!との事です。
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。たとえば、航空機(aviation)に関する情報を探している場合、http://en.wikipedia.org/wiki/Aviation のような URL であれば、見ただけで必要な情報であるかどうかを判断できます。http://www.example.com/index.php?id_sezione=360&sid=3a5ebc944f41daa6f849f730f1 のような URL 自体は、ユーザーの関心を引くことはほとんどありません。
要するにURLを見ただけで内容が分かると良いよね!って事です。
たしかに、以前のままのパーマリンクだと、ラグマスの記事という事は分かるけど、記事に飛んで内容を見ない限り何を書いているか分かりません。
SEOを最高に最適化してやる!と思ってしまったので、早急にパーマリンクの変更をしなければいけないと思いました。(小並感)
Google様はこうもおっしゃっていました。(信者感)
複雑な URL であっても、Google はあらゆるタイプの URL 構造を適切にクロールできますが、時間をとって URL をできるだけ簡潔にしておくことをおすすめします。
よっしゃ最高に短くしたろ!ということで/%postname%
だけに変更しました。

パーマリンク変更後
URL的には長くなってしまっているけど、URLを見ただけで内容が分かるし、category
も抜いたから見やすくなったな!
後はパーマリンクの変更をするから、301リダイレクトを掛ければ完璧やな!(まさかあんな事になるとはこの時誰も知る由も無かった。)
301リダイレクトを掛ける為に『Permalink Redirect』プラグインを使用
301リダイレクトとはなんぞやと思った方もいらっしゃるかと思いますので、簡単に説明させていただきます。
301リダイレクトによって転送される場合、検索エンジンは転送前のURLが持っていた被リンク等の評価を転送先のURLに引き継がせます。
引用元:301リダイレクトとは
簡単に言いますと、パーマリンク変更前のURLにアクセスすると、何もしなければ404エラーページが表示されてしまうのですが、リダイレクトを掛ける事によりGoogleの評価等全てを新しいパーマリンク構造のURLに引き継がせることです。
なので、301リダイレクトをしてくれるプラグインを探していると、
手動で1ページ1ページURLを入力して301リダイレクトを掛ける『Redirection』と、
非公式ながら自動で301リダイレクトを掛けてくれる『Permalink Redirect』が見つかりました。
このサイトにはまだ50記事くらいしかないのですが、めんどくさがり屋な私は後者の『Permalink Redirect』を選びました。
インストール方法や、使用方法はcocoa様の記事が紹介してくれているので、そちらをご覧頂ければ使えると思います。
プラグイン自体は非常に簡単に使えますし、301リダイレクトも掛かっていたので、パーマリンクの変更はつつがなく完了しました。
AMPを実装してみよう
パーマリンクの変更も行い、次はAMP化や!と意気込みAMP化を行いました。詳しくは記事になっていますので、そちらをどうぞ。
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上記の記事では省いていたのですが、AMPプラグインをインストールし記事の末尾に/amp
を付けてAMPページが表示できるかを試したのですが、いくら繰り返しても/amp
が消えて元の記事へリダイレクトされてしまう現象に陥っていました。
そんな時はGoogleさんや!と調べてみた所っぽい記事は見つかるのですが、問題の解決には繋がりませんでした。
なおも探し続けてみると。

メダテン様の記事
これだ!Permalink Redirect使ってるわ!メダテン様ありがとうございます!
という事で、何も考えずPermalink Redirectプラグインを停止。
その後は順調にAMP化も進み、つつがなく終了しました。
アクセス数がナイアガラの滝化
AMP化を行っている時はPermalink Redirectプラグインを停止した後に、違うリダイレクトプラグインを入れようと思っていたのですが、AMP化が終わったら急にめんどくさくなってしまい、後でやろうと放置をしていました。
その結果が次のアナリティクス画面である。

アナリティクスのグラフ
What’s happened?
思わず母国語(嘘)が出るほど驚きました。
一番良かった時で平均順位7.6位だったのが、16.2位まで下がっています。
下がり始めの頃はリダイレクトが原因だと分かっていなかったので、原因を探ろうとずっとサーチコンソールとにらめっこしていました。
これが噂の手動による対策かと思ったのですが、悪い事をした覚えがないので勿論問題なし。

手動による対策問題無し
そして、使っていない頭をフル回転して思い出してみると、リダイレクトを掛け忘れたことを思い出しました。
気づいた時には既にパーマリンクのリダイレクトを修正せずに1週間弱経っており、インデックスされているURLも新しいパーマリンクで作った記事になっていました。
このような事に陥らない様に、必ずパーマリンクの設定を変更したら、301リダイレクトを掛けましょう。
ここからは先は、何故ここまでSEOが下がったかの推論で全く根拠はありませんので、興味が無い方は読まなくて良いと思います。
コピーコンテンツ
パーマリンクの再設定前と設定後のURLは全く別になっており、同じ記事が2個存在している事になります。

コピーコンテンツ
これはSEOで言うと、かなりアウトなコピー記事の生成と同じ事になってしまうのではないかと思います。(しかもコピー率100%)
もちろんGoogle的には先に書かれている記事の方をオリジナルと認識すると思いますので、新しいURLでの記事はオリジナルの完全なるコピー記事とみなされます。
これにより、新しいURLの記事の方はSEO的に完全にブラックな記事となってしまい、SEOが上がらない状況に陥っているのではないかと思います。
以前は『ラグマス プリ』で2位にあった記事も、今では10位以内に無く、目も当てられない順位まで下がっています。
記事のSEOパワーが消失
記事にはサイトのSEOパワーが内包されていると考えています。

記事の持つSEOパワー
記事数が少ないWEBサイトより、記事数が多いWEBサイトの方がクロール頻度やSEOが評価されやすいと考える為です。
この記事のSEOパワーは様々な要素からなっていると私は考えています。(滞在時間・直帰率・文字数の様々な要因)
その中でも特に重要な記事パワーの要素として滞在時間が重要なウェイトを持つのではないかと私は考えています。
価値が無いと判断された記事の滞在時間は、価値のある記事に対し間違いなく滞在時間が短くなるはずです。
私のアナリティクスを解析してみても、SEOの順位が上がっている記事の滞在時間は、サイト平均滞在時間よりも長くなっています。
もちろん滞在時間は記事の文字数でも上下するものですので、文字数と滞在時間の対比をみているのではないかと推測しています。
そして、この滞在時間というものを、ちゃんと測る為には試行回数が必要だと思われます。
1日に10万人レベルでアクセスを稼いでいるサイトであれば、試行回数を測るのに1日で済むかもしれませんが、私のブログの様なアクセス数が少ないブログだと、1日という単位ではなく何週間という日数が必要になることも推察できます。
よって、アクセス数が少ないサイトだと、記事が評価されるまで時間が掛かってしまうものだと考えられます。
この度のミスは301リダイレクトを行わなかったので、新しい記事がGoogleにインデックスされています。
前述のコピーコンテンツが原因ではなかった場合、新しいURLの記事が評価されるのは時間が掛かる為、SEOの評価が全く内容の同じ記事でも変わってしまったのかもしれません。
パーマリンクとAMP化のまとめ
今回のアクセス数の激減は100%自分のせいです。
301リダイレクトを全ての記事できちんと行っていれば起こらなかった事です。
『Permalink Redirect』は非常に優秀なプラグインですが、私の環境には合わなかっただけだと思います。そして私が今後使う事は無いでしょう…。
これからは、手間が掛かってしまったとしてもパーマリンクの変更を行う際には『Redirection』を使って1記事づつ301リダイレクトを掛けようと心に誓いました。
ただ、良かったこともありました。
今回の尋常ではないミスは自分が運営しているWEBサイトだから許されるミスです。これがお客さんのWEBサイトで起こったら、気づいたその日の夜に夜逃げをするレベルのミスです。
また、次回から気を付ける点を明確にできたので、結果、アクセス激減を喰らったとしても、今回のミスは自分にとって実りのあるミスだったと私は思っています。(思いたい)
皆様はこんなレベルのミスをしないと思いますが、私のこの記事を反面教師として、ミスの起こらないサイト運営をする様に心がけましょう。以上!
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